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小梅と夫と母と、
3人と1匹で初めて、思い出の海へ
ウィズと、ずっと埋めることができなかったムックのお墓を、兄ちゃんが庭に作ってくれた
墓石代わりの石を拾いに海へ行った


柏崎へ帰る途中の景色は、金色の稲の海
雲がすごい日だった


小梅、楽しそうだった
いや、すんごい楽しかった!!
一緒にびしょ濡れ砂まみれ
大笑いしながら波打ち際を駆け回った
人があまりいない大湊
小さい頃、よく家族で来た海


なぜすぐ近くの柏崎海岸に行かないのかと言うと
昔、私が溺れて死にかけたから
以来、私は柏崎海岸には浜辺より先に行けない
大湊は浅瀬が長く続いてるし、人も少なくて水もキレイだから好き



くちゃくちゃになった小梅を
夫が家に帰ってからお風呂に入れてくれた
お風呂上がりのおてんば娘を
私がドライヤーで乾かした



新潟に戻る前に、ウィズとムックを土に還えして
少し早いけど、お父さんの命日が近いからお墓参りにも行った



また、家族と海に行けたこと
大好きな家族がいない現実を受け止めること
なぜ私達家族が地区の運動会に行かないのか、知らない人の方が今は多いということ

それでもいいし、それでいいと思えるようになったからこれは良いことなのかもしれない



悲しい気持ちより
キレイな景色と、幸せな光景をたくさん感じたから大丈夫

変わって来てる
新しい風が吹いてる



生まれ故郷の海の青と
稲穂が秋風に揺れる金色の海

2つの色が目に焼き付いて離れない
by h_journal | 2014-09-16 22:32 | days